2011年 02月 05日
美智子皇后の短歌とマンサクの花
1月15日から、私はずっと心の隅で「マンサクの花はいつ咲くかなあ・・・」と思っていました。
何故、1月15日かというと・・・
その日、宮中では恒例の歌会始が行われました。
今年のお題は「葉」
美智子皇后のお歌は次のようなものでした。

      おほかたの枯葉は枝に残りつつ

             今日まんさくの花ひとつ咲く

マンサクは春に先駆けて「先ず咲く」から命名されたとか、「満作」につながつからおめでたいとか言われるようですが、独特な姿をした花はむしろ地味であるともいえましょう。

福岡は年末以来すっと厳しい寒さが続いていたのですが、立春の日、まさに暦どおりの暖かい「春立つ日」になりました。
植物園に問い合わせてみたところ、「マンサクですか・・・・さきはじめているようですよ」とのこと、久々の陽気にも背中を押され、植物園を訪れました。

マンサクは、皇后様のお歌のとおり、枯葉が枝に残っています。色あせて、チリチリになってしまった枯葉は決して美しいとはいえません。そんな中にまさに咲き出そうとする花がありました。

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こういう状態に目をお留めになり、歌に詠まれたのかと、しばし、咲き初めたマンサクの花を見つめました。
皇后様のお歌に、下手な写真など添えるのは、おこがましくもあり、畏れ多いことでもありますが、皇后様の短歌のフアンとしてゆるしていただきましょう・・・

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来年のお題は「岸」とか。どんなお歌ができるかと、いまから楽しみです。

by mimishimizu3 | 2011-02-05 09:23 | エッセイ


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