2011年 07月 22日
蓮葉(はちすは)はかくこそあるもの・・・
ハスが美しい季節となりました。
葉っぱの上の水玉がコロコロと転がっていくのを見ているのは楽しいですね。

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万葉集には、長忌寸意吉麻呂(ながのいきおきまろ)という人の次の歌があります。

     蓮葉(はちすは)は  かくこそあるもの  意吉麻呂(おきまろ)が

            家なるものは   芋の葉にあらし            巻16  3826

  (蓮葉はこのようにきれいでなくてはいけませんねえ・・   
         私、意吉麻呂の家のなんかは芋の葉みたいなものですよ・・・)

蓮の葉をみて、ここのは綺麗だけど、うちのは芋の葉っぱみたい・・・といったのは、芋、に当時の愛する人を呼んだ言葉「妹(いも)」をかけて、妻に対する照れ隠しの愛情をあらわしたのでしょう。
要するに「ここのはきれいだけど、ウチノカアチャンは芋なんですよ、芋・・・ハハハ・・・」といったところでしょうか。
この歌が披露された時、まわりにいた人々がどっと笑う、そんな笑い声まで響いてきそうです。

万葉集にはこのような楽しい歌もたくさんあります。

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きれいな蓮を見てふと思い出しました。

by mimishimizu3 | 2011-07-22 08:05 | エッセイ


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