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2006年 08月 17日
死と再生
数日前、庭にぽとりと蝉が落ちているの気づきました。拾って手のひらに持つと、ピクピクト動きます。しかし、飛び立つほどの力はありません。
私は部屋に持ち帰り、きれいな紙の上に置いておきました。せみは時々羽をばたつかせていましたが、そのうち静かに息絶えていきました。
それから、私は散歩の時なども足元を注意していました。蝉は結構落ちています。それらを拾ってはもちかえりました。8匹ほども集まりました。

今日、あるところでその話をしたら、友人がハスの葉をだし、「これに包んで往生させてあげなさいよ」といいました。その友人はそこに来る前にハスの咲いているお濠をを通ってきて何気なく小さなハスの葉を摘んできたというのです。

帰りしな、私もお濠に行き、ハスの葉を何枚か摘みました。そこに行くまでの公園の大きな木に、蝉の抜け殻がぶら下がっていました。そしてそのすぐそばに、新芽が芽吹いているのも見つけました。

死と再生。

蝉の短い一生と、しかし、連綿と続く命のつながり・・・
そんなことを考えた一日でした。


自然とは、厳しいものですね。
庭の隅で、ハスの葉の上に死んだ蝉を置き、写真を撮るためにもたもたしているそのわずかすきに、もうありがやってきてせみにまとわりついていました。
死と再生_f0103667_221311.jpg


マキの木でしょうか・・・人の手で切られた枝から新芽が育っていました。
蝉の抜け殻と新芽と・・・
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お濠のハスはもう終わりかかっています。でもまだいくつかつぼみもあり、そこに赤とんぼが止まっていました。アキアカネでしょうか・・・・夏と秋と、季節は確実に行き交っています。
死と再生_f0103667_22155568.jpg

アップしたあと、このトンボはショウジョウトンボだろうと教えてくださる方がありました。感謝。
ショウジョウトンボであったら、よけいこの記事に合いますね。

by mimishimizu3 | 2006-08-17 22:28 |


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