人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2006年 10月 06日
通潤橋
通潤橋の写真は、観光ポスターや観光案内、テレビ、新聞等々で折に触れ目にしていました。
橋の上から豪快に水を放出する様は、勇壮であると同時に優美さをも備えていて、いつか実際に見て見たいとずっと思い続けていました。
今回、その夢がかないました。

通潤橋は人が通るための橋ではなく、田んぼに灌漑用水を送るために作られた水路橋です。
嘉永5年(1852)水が無くて困っている村人のために,1年8ヶ月の歳月をかけて,当時の庄屋が肥後の石工たちの技術を用いて作り上げたそうです。昭和35年国の重要文化財に指定され、今では熊本有数の観光スポットとなり、観光客があとをたちません。


観光案内等の通潤橋はこの構図で撮られたものが多いようです。そこで、この構図になる場所をあらかじめ探しておいて、この写真を撮りました(笑)

通潤橋_f0103667_9273573.jpg


もっと近づいてみます。
通潤橋_f0103667_9331120.jpg


橋の上に上ってみました。3本の石組が並んでいますが、その下を水が流れているわけです。
通潤橋_f0103667_934096.jpg


水が出て行く瞬間
通潤橋_f0103667_9494085.jpg


ちょうど太陽光線が当たり、下の川底近くに虹ができていました。
通潤橋_f0103667_950566.jpg


近くの小学生が見学に訪れていました。放流をやめ、穴に栓を打ち込む管理人のおじさんをみな、興味津々みつめていました。
通潤橋_f0103667_955177.jpg


今回の撮影会は通潤橋に集合、翌日の解散も通潤橋でした。
撮影会の全ての行程を終え、再び戻ってきたとき、通潤橋には夕日があたり、ハッと息をのむほど美しく輝いていました。
観光客も去り、静かな田園の中にたつ通潤橋は、ひっそりと己本来の姿に戻り,私たちに優しく語り掛けてくれるようでした。
こんなすばらしい橋がいつまでも、いつまでも現役で使われますように、と祈りつつ通潤橋を後にしました。
通潤橋_f0103667_1064145.jpg


by mimishimizu3 | 2006-10-06 10:16 | 撮影会


<< 石垣の村      夕日きらめく >>