2006年 11月 08日
菊あれこれ
立冬にあわせたかのように、寒さがやってきました。
陽だまりの中で、のんびりと新聞んを読んでいたら、「朝日歌壇」のなかの次の歌に、ふと目が留まりました。

    針金に雁字搦め(がんじがらめ)の盆栽は
      十一月三日金賞を受く

思わずニタリとしてしまいました。

針金に雁字がらめにされている盆栽はいろいろありますが、ここでは11月3日、金賞を、とあるので菊と見てまちがいはないでしょう。
針金で菊を懸崖につくり、それが賞をいただいたのでしょう。
それを見て、この歌の作者は、「雁字がらめ」にされた菊に、ある種のいたわりと、同情を持ち、針金で菊を雁字がらめにすることに、違和感をいだかれたのだと思います。
歌からは、はっきりとそのようなやり方に対する揶揄の心がみえてきます。

私は、どちらかといえば、この歌の作者の心がわかるような気がいたします。
自分の都合に合わせて、菊を型に押し込めていくのは、菊を征服し、支配しているようなものでしょう。
ただ、菊花展で、すばらしい懸崖を見たりすると、やはりため息は出るし、そのようなものを1年がかりで作られる方の執念も立派と思わずに入られません。
むずかしいですね。

先日の神代植物園でもそのような懸崖がいくつもありました。
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花屋で買ってきた菊も、結構人工的につくられているのでしょうけど・・・
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やっぱり・・・私は道端に咲いているツワブキがあると、ついついカメラを向けてしまいます(笑)
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by mimishimizu3 | 2006-11-08 11:13 |


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