2007年 05月 24日
親不孝通り
福岡の中心部、天神の一角に、「親不孝通り」と呼ばれる通りがあります。

ここは戦後、その通りの突き当たりに予備校が2校あり、毎日ぞろぞろと、予備校生が通るので、いつの間にか、「親不孝が通っている・・・」というところから、誰言うことなく「親不孝通り」という名前で呼ばれるようになりました。

ところがです。
そのユニークな名前が、だんだん有名になり、あまつさえ、全国放送のテレビドラマになって放送されたりした頃から、その地区の風紀が極端に悪くなってゆきました。
若者が集まるだけならいいのですが、夜中騒いだり、花火をしたり歌を歌ったり、女の子は、「ナンパ」されることを目的でそこにやってくるとまでいわれたものです。

そこで、親不孝通り改革大作戦が始まりました。
公園を整備して、夜は入れないようにしたり、街灯をふやしたり・・・・
そこまではいいのです、

ところが、「アッ」と驚く発想が持ち上がりました。

なんと「親不孝通り」という名前がいけないのだ、変えてしまえ、というのです。そこで、考え出されたのが、「不」を「富」に変えればいいということ。

「親不孝通り」ではなく「親富孝通り」・・・・・

これ、本当の話です。

今は、予備校がつぶれたこともあって、予備校生が通うこともありません。
通りはどこにでもある、特徴のないありふれたとおりになってしまいました。

私は、その通りにある、普通の映画館では上映しないような映画を見せてくれる、ミニシアターが好きで、時々行きます。
久々に歩いて、私には「言葉狩り」としか思えない名称変更がもたらした大きさを味わいました。


「「親富孝通り」のポールが、これ見よがしに、数メートル間隔で立っています。

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久々に歩いて、これを発見して笑ってしまいました。
なんと、「親不孝通り 発祥の地」の石碑があるのです。
「親孝行料理」ってどんな味がするのでしょう・
そして、この店の字はなんと読むのでしょうか・・・私には読めません。ご存知の方教えてください。

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それでも「親不孝通り」が元気だった頃を彷彿とさせるお店もまだ、いくつか残っています。
本物の管楽器を、いくつもぶら下げたレイアウトなど、いかにも若者向きではありませんか・・・

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こんなお店もありました

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by mimishimizu3 | 2007-05-24 07:06 | 福岡


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