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2007年 10月 31日
美智子様
今朝の出来事。

バスが、天神近くになると、急にノロノロとなり、そしてついには止まってしまった。
信号を見ると、全ての信号が赤。運転手さんが交通規制です、とアナウンスをして、下りたい人は降りてくださいといった。
何も知らずにバスを降りて、歩き出すと、福岡一番の目抜き通りの横断歩道にロープが張られ、全ての人が足止めにされている。一体何事?と思って人に聞いて、初めてわかった。

天皇皇后両陛下が福岡にいらしていたのだ。2年前の福岡西方沖地震にあわれた被災者のお見舞いにいかれるため、これからここを通られるとのこと。
あとどのくらい待つのですかと、警備のおまわりさんに聞くと、約10分ぐらいでしょう、といわれた。まあ、めったにないチャンス。私の野次馬根性は健在(笑)10分ぐらいなら待ちましょう、とカメラを取り出して、待っていました。


  
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美智子様がこちら側に乗っていてくださって、ラッキーでした(^.^)

こうしてみると、年配の方は敬礼をされている人もいますし、手を上げているかたもいます。でも、ケータイで写真を撮っている人も多いですね・・・昔だったら、私も「不敬罪」でした・・・(笑)


いらした、と思い夢中でシャッターを押しました。
一瞬の内に通り過ぎて行かれました。

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おまけ
待っている間に、退屈しのぎに向かい側のビルを撮りました。
窓ガラスに映る雲とビルの影、面白く思われました。
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by mimishimizu3 | 2007-10-31 16:29 | 自然 風景
2007年 10月 29日
白い秋
「白秋」という言葉は福岡県の柳川が生んだ詩人、北原白秋の固有名詞とばかり思っていた。それが、秋の異称と知ったのはつい最近のことである。
電子辞書を買い、その中の広辞苑であれこれ出して遊んでいた時、偶然に五行説で白を秋に配する、秋の異称という箇所に出会ったのだ。

そうなのか、秋は「白」なのか、と思った。
青春、朱夏、という言葉は知っていたし、イメージとして、春が青、夏は朱、というのもすぐうなずける。
だが秋はとなると、あまり考えたこともなかった。

「白い秋」

そうなのだ、秋は白なのだ。
そう思って周囲を眺めると、カチーンと音がしそうなほど透明に澄んだ秋の空気の中に、「白」が漂っている。
空の色も、風のにおいも、陽の光も、白の中にきらめいている。

ススキの白も、秋の白の中で揺れている

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白い秋の次には、玄(くろ)い冬がやってくる。
昔はやったオフコースの歌の中に、「さよなら、さよなら、さよなら、もうすぐ外は白い冬」という歌詞があったが、それは、雪のイメージから冬を「白」としたのだろう。
が、冬の季節全体の色としてはやはり黒、というよりやはり「玄」という字を当てる「玄冬」であろう。

私の人生もまもなく冬に入っていくのだろう。玄冬・・暗い、寂しい、玄い冬が来るのかもしれない。
その前に、「玄冬」が来る前に、「白い秋」を精一杯、生きていきたい・・・

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そういえば、毎年柳川で行われる「白秋祭」はもうすぐである。北原白秋の命日は11月2日だったはず・・。
自分のペンネームを「白秋」とつけた北原白秋は、まさに「白秋」の中に、この世を去って行ったのだ。
それもまた、天才的詩人の死に様でもあったのだろうか。
久々に、白秋の詩集をひも解きながらそんなことをふとおもった。

by mimishimizu3 | 2007-10-29 09:14 | エッセイ
2007年 10月 27日
秋のバラ
 
   やがて訪れる 玄い冬
   
   あきらめと 憂愁が

   秋のバラを 包み込もうとしている・・



  
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 華やだった 春のなごり
 春に咲いたバラの実が、秋の冷たい雨に打たれていた
 
 
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by mimishimizu3 | 2007-10-27 16:02 |
2007年 10月 24日
夜の観覧車
マリノアシティにある観覧車。
どういうわけか、観覧車が二つあります。
大きいほうは日本一だそうです。

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by mimishimizu3 | 2007-10-24 07:15 | 福岡
2007年 10月 22日
篠栗四国総本山  南蔵院
八十八箇所めぐりは四国が有名ですが、福岡にも八十八箇所をめぐる霊場が篠栗というところににあります。
その総本山が高野山真言宗別格本山の南蔵院です。

ここにはブロンズ像では世界一を誇る涅槃像があります。


全長41メートル、高さ11メートル 重さ 約300トン
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ありがたい涅槃像なのですが、実はここの和尚さんは大の宝くじフアン。
ある時1億円の宝くじを当てました。
パンフレットには一言も宝くじのことは出てきませんが、福岡ではかなり有名な話です。
それだけでなく、1億円から数年後、今度は1000万円をあてました。
それで、宝くじフアンの信仰???をも集めたのか、篠栗の南蔵院はさらに有名になりました。
境内には次のようなところもあります。



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私が行った時はまだオータムジャンボ宝くじでしたが、年末ジャンボ宝くじが売り出されたら、この立て札は「年末・・・・」と変わるのでしょうね。きっとたくさんの方が訪れることでしょう・・・



そうはいっても、ここはありがたい霊場です。
お参りの人が絶えませんし、明らかに八十八箇所めぐりをなさっているのだろうという人には何人も出会いました。
この方も金剛杖にすがるようにし第45番札所の奥の院への石段を登ってゆかれました。

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不動明王もあります。
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涅槃像の仏足
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   仏足について
     
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   仏足紋様について
   
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おまけ

フフフ・・・ホホホ・・・
疲れたので、境内の休みどころに入りましたら、出されたお茶が、これでした。
ふっと疲れが取れました・

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by mimishimizu3 | 2007-10-22 10:16 | 福岡
2007年 10月 20日
雑草と呼ばれる花々   № 16

セイダカアワダチソウ
「雑草」と呼ぶに何のためらいも感じないですむ花
帰化植物の代表的存在
一時期は日本中の空き地という空き地を占領してしまったのではないかと思われるほどのはびこりようでした。
最近、まだまだはびこってはいるものの、以前よりは少なくなったような気もします。
喘息の原因といわれた時期もあり、人間からは嫌われている花ですが、蝶々はそんなことはお構いないようでした。

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ママコノシリヌグイ
雑草の名前を調べていると、思わずえっつと思う名前があります。
このかわいい花につけられた「ママコノシリヌグイ」というのなども、そのいい例でしょう。
何のことやら、さっぱりわかりません。
大体、最近は「継子」という言葉もあまり聞かなくなった気もしませんか。
これだけ離婚が一般的になり、継母、継父、継子が多くなると、いちいち継子などと特別視していられなくなったのかもしれませんね。

この花は、茎にとげがあります。
かわいいから取ろうとすると指が刺されます。
そんなことがこのへんてこりんな名前と何か関係があるのかもしれません。
今の季節、空き地にたくさんさいています。

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ジュズダマ
秋が深まってくると、このジュズダマを思い出します。
この球を集め、糸を通した針で、一個一個つないで、首飾りにしたり、ブレスレットにして遊んだ思い出は、懐かしいです。
今の子はそんな遊びもしないのでしょうね。

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おまけ
最近、いろいろな方のブログで、ソメイヨシノが咲いているという記事をたくさん見ました。
私も、この目でしっかりと見てしまったのです。
10月桜ではありません。たしかにソメイヨシノです。春、その木で桜の花を撮ったからまちがいありません。
何かおかしい、気候がおかしい、地球がおかしい・・・ですね。
(曇り空だったので、あまりきれいには撮れませんでしたが報告として見てください)

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by mimishimizu3 | 2007-10-20 07:59 | 雑草と呼ばれる花々
2007年 10月 19日
鳥井のある夕景
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by mimishimizu3 | 2007-10-19 10:26 | 自然 風景
2007年 10月 17日
室見川夕景
久しぶりの室見川です。
かもが帰ってき始めました。しらさぎもいます。鳥の泳ぐ姿は、みていて飽きません。


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この方は夕方こうしてかもにパンを与えておられるようです。
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おまけ・・・
「巨人現る!!」  ハハハ・・・

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by mimishimizu3 | 2007-10-17 06:41 | 自然 風景
2007年 10月 16日
習作  くもの糸2
 蜘蛛は 自分がこんなに美しいものを
  作り出していると 知っているのだろうか・・・・


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by mimishimizu3 | 2007-10-16 04:31 | 自然 風景
2007年 10月 14日
今宿の徳利 
その店の前は、ここ10年ほど、毎週通っている道だった。
だから、そこにかなり古ぼけた、古本屋があるということは、知ってはいた。
なにしろ入り口はガラスの引き戸である。昭和の初めの頃の建物であろうか・・・
私は、中をちらと眺めることはあっても、私とは無縁の世界、中に入ってみようと思ったこともなく、そこは当然のように素通りしていた。
だから、何故その時、ふとその店に入ってみようとおもったのか、自分でも不思議である。

いや、理由はあった。
それは珍しく、片方の入り口が半分開いていたのである。ほとんど毎週そこを通っても、入り口が開いているのを見た記憶はない。あるいは開いていることもあったのかもしれないが、私の意識に上ってこないほど、そこは私にとって関係ない、あたかも、単なる路傍の石に過ぎないような存在であったのだ。

入り口が半分開いているのを見た時、私はオヤと思い足を止めた。
中をのぞいた。入り口からぎっしりと本が積まれている。昔、神田の古本屋街をよく歩いた記憶がよみがえった。あの時と同じだ。
私は何かに吸い込まれるように、中に入った。
一種独特のかび臭いにおいがぷんと匂った。それも懐かしかった。
積み上げられた本の背表紙を眼で追った。
様々なジャンルの本が勝手気ままに置いてある。そうか、こんな本もあったのか・・・・
私はなめるように棚の本を上から下まで眺めた。

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その時、床に無造作に置かれている酒徳利があるのに気づいた。
それはかなり大振りで、ふくよかな胴回りを持った、おそらく3升は入るであろうと思われる徳利であった。胴には「角芳」と力のある筆遣いで、きれいなコバルトで書かれてある。おそらく造り酒屋の屋号なのだろう、その上には、横に「今宿」(いまじゅく)と、福岡の西にある地名があった。
今宿か・・・・
私はその地名にふっと記憶のそこに引きずり込まれていった。

私は今宿に行ったことがあった。福岡からたった数キロしか離れていないところではあるが、用事もなければ行くこともない。
でも、私は以前、一人で今宿に行ったことがあった。たしか寒い時ではなかったか、私は一人で今宿の海岸に行き、ひざをかかえて砂浜に座り一人玄海の海を見ていたのだ・・・
あの時、私は何故今宿に行ったのだろう、なにかとても大きな悲しみを抱えていた、その悲しみを持ちこたえられず、私は一人で海岸に行き海を見ていたのだ・・・でも、そんな大きな悲しみとは何だったのだろう・・

「エヘン」咳払いが聞こえた。
その声に現実に引き戻されると、店の奥でここの主であろう、初老に近いと思われる男性が手に本を持ったままメガネを鼻の頭からずらして私を見ていた。
「その徳利、気に入ったのかね」
エッと私はつまった。気に入った?
「さっきからずいぶん熱心にみているではないですか」
とっさに私は言った。
「これも売り物なんですか」
「買うのかね」
買う?私は自問した。買うなんてその時まで考えたこともなかった。それにここは古本屋、骨董やではないはずだ。でも次の瞬間、私は自分でもびっくりする言葉を口にしていた。
「買うとしたら、いくらなんですか」
「いくらなら買うのかね」
こんどは主が聞いてきた。
また、エッと思った。値段はないのか・・・
私はとっさに頭を回転させた。N公園に行く参道にいくつか骨董屋があって、つい最近、そこを通った時、道端に骨董を並べていた。そのなかにこれと同じような徳利もあった。これより小さく、型としてもここのものより劣ると思われるものが、たしか○千円の値札がついていた。それならば、これはそれよりもっと高くなるだろう・・・
でも、私は言った。
「いくらならといわれてもねえ・・骨董のことなんてわかりませんから・・」
「フン」
主は鼻を鳴らした。そして私を再びじろっとにらみつけるようにみると、また手にしていた本の上に目を落とした。

主の視線がなくなると、私もまた、再び徳利を眺めた。不思議なことに主との会話の後に見ると、さっきよりずっと立派な徳利に見えてきた。買おうか?私はそう思った。

結局私はその徳利を買うことにした。
主の出した値段は私が思っていたよりずっと安いものだった。

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家に帰ると私は徳利に水を入れてみた。その徳利は2リットルのペットボトルの水を2本とちょっと飲み込んだ。やはり3升入りの徳利なのだ。

翌日私は近くの川に行き、すすきをつんできた。
この徳利にはススキが似合うような気がした。
部屋に飾るには重量感がありすぎている。私は玄関に出し、眺めた。ススキが秋を運んできてくれた。

私が今宿の海岸に行き、海を眺めたのも、今頃の季節だったのかもしれない。
あの時の大きな悲しみが何であったのか、今となっては思い出すすべもないが、また、大きな悲しみをかかえたときは、この徳利がこの豊かな胴で私の悲しみを吸い込んでくれるかもしれない、この徳利はそんな力をもった不思議な徳利なのかもしれない、ふとそんな気がした。

by mimishimizu3 | 2007-10-14 08:17 | ショートストーリー