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2011年 06月 29日
奇跡
奇跡
3月12日、九州新幹線が全線開業しました。
この映画は、その九州新幹線開通の一番列車がすれ違うとき、「奇跡」が起こる、という噂を聞きつけた、ひとりの少年の家族を思う心が起こしたドラマです。

夢を追いかけ売れない音楽家の夫に愛想を尽かし、兄を連れて鹿児島の実家に帰った母、一方、弟の方は福岡で父とその仲間と結構楽しく暮らしています。
鹿児島の兄は、もう一度家族4人が一緒に暮らせることを願っていて、ある日、新幹線の一番列車がすれ違う時の噂を聞くと、なんとしてでも、その場に行き、すれ違う瞬間に起こる「奇跡」にかけてみようと画策します。
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主役は子ども、漫才コンビの「まえだまえだ」です。
兄、前田航基と弟の前田旺志郎、二人ともうまいです!生き生きとしたこの二人の演技の見事さで、この映画の大半は持っている、と言っても過言ではないでしょう。
子どもを使うことのうまさでは定評のある是枝裕和監督らしい映画となりました。

舞台は鹿児島と福岡。
母の実家は「お菓子屋さん」です。そこで、祖父が鹿児島名物かるかんをつくる場面があります。
出来上がったかるかんの味を「ぼんやりした味だなあ」と兄がいうと、祖父が「それをいうなら、ほんのりとした味、だろう」といいます。

この映画もまた、「ほんのり」とした味なのかもしれません。
以前の是枝監督の作品「誰も知らない」を覚えている私には、「誰も知らない」のあの強烈なインパクトには程遠い、「ほんのりとした味」に物足りなさも感じないではありませんが、これはこれで、いいのかもしれません。
既に、世界13ヶ国で上映が決定しているとのこと。
子どもの成長物語として見ても、心温まるいい映画です。
外国で成功することを願っています。

なお、この映画は全国に先駆けて九州先行上映です。
その内にこのブログを見ていてくださる方々の地方でも上映されることと思います。私の住む福岡もたくさん出てきます。興味がお有りでしたら、見てください。


おまけ
4月29日、このブログで、九州新幹線開通のお祝いのCMを出しました。
昨日、このCMが、「カンヌ国際広告祭」で、金賞を獲得したというニュースを聞きました。
素晴らしいCMです
受賞を知って再度、CMを見てみました、なんど見ても元気のでるCMです。

by mimishimizu3 | 2011-06-29 11:03 | 映画
2011年 06月 28日
追憶の風景
    子どもの頃
       大きく両足を広げ

    体を前に倒し
      “股の間”から 覗いてみた
        
       いつも見慣れた光景が 
             全く違ったものに見えた

       あの時知った
           新鮮な驚きと感激を
        
          私はいつ
            失ってしまったのだろう・・・

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by mimishimizu3 | 2011-06-28 07:43 |
2011年 06月 26日
双子の兄弟
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by mimishimizu3 | 2011-06-26 08:13 | 自然 風景
2011年 06月 24日
山椒の花その後
八百屋の店先で、青々とした山椒の実を見つけた。
このブログで「山椒の思い出」を出したのは、4月24日であった。
花が咲いて、実がなって・・・・たった2ヶ月の間に自然は着実に歩を進めていた。
あの思い出を書いてから、私はずっと心のどこかで、その後のS君の情報を知りたいと思っていた。

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山椒の実を買って家に帰り、私は台所でていねいに洗った。窓の外が、夕焼けに染まっているのを見ながら、私は数ミリの細かな枝を一つ一つ取り除いていった。そして、やっぱりAさんに電話してみようと心に決めた。
Aさんは高校からの友人で、彼女に聞けば、S君のこともわかるはずだ。

その夜、佃煮にするため、昆布をもどし、細かく切り刻み、山椒の実と一緒に鍋にいれ、弱火にかけると、私は遠い友人に電話した。

「S君、ああ、あの背の低かった人ね。」
Aさんは直ぐに言った。そして高校卒業後のS君のことを話してくれた。
彼は理系の大学に進み、名前を聞けば誰もが知っている企業の研究者となったそうである。勉強も良く出来たS君なら、そうだろうなあと私は納得した。
「それで、結婚もしたんでしょう」
私は思い切って聞いてみた。150センチの背である私とほとんど変わらないS君はどんな女性と結婚したのだろう・・・
私がそう言うと、Aさんは楽しそうに、明るい声で言った。
「そうよ、それも、彼より10センチ以上も背の高い、すごいきれいで美人で、会社ではミス○○と呼ばれていた人よ」と、○○に会社の名前を言った。
どうやら、遠く離れてしまった私までは届かなかったが、この話は同級生の間ではかなり有名だったらしい。
彼女は楽しげに話してくれた。

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同じ会社で働いていた人で、あるとき、上司の家庭に数人が招かれた時、お茶請けとして、「柿ピー」という柿の種とピーナッツが混ざったスナックを出された。綺麗で美人の彼女は、その中のピーナッツだけをつまんでいたそうで、それを見たS君が、混ざっているお菓子から、ピーナッツだけを指で集め、彼女の方に置いてあげたそうである。それを見た上司の奥さんがからかって、「あらS君、やさしいのね」といったそうで・・・

「そのときね、S君が言ったのよ、名セリフを。その一言を聞いて、美人の彼女は、結婚するのはこの人だ!って決めたんですって。その一言ってなんだと思う?」

そういわれても、私には見当もつくはずもなかった。
160センチ以上ある若くて綺麗で美人の女性が、自分より10センチ以上背の低い男性と、そんなことは一切関係なく「結婚するのはこの人だ!」と瞬間的に思わせたたった一言ってなんだろう・・・

それはね、こういう一言だったんですって・・Aさんは笑いを含んで言った。

「ピーナッツだけを取り出して食べるようなワガママっておもしろいじゃないですか」

私はうーんと唸ってしまった。
ワガママとは、世間の常識ではほぼ100%いけないもの、となっている。わがままな子、という言い方は否定と非難が含まれていても、肯定的に言われることはまずないはずだ。柿ピーというお菓子から、ピーナッツだけを取り出して食べることがワガママになるかどうかは別として、そのとき、その美人は、S君の度量の大きさを実感したのだろう。人とちょっと違うことをするのを、「面白い」と思えるのは、人間としての器が大きくなければできないことだ。
S君は、体は小さくとも、心はとてつもなく大きな人だったのだろう。
私は、さりげなく、私に数学の答案用紙を見せてくれた昔をまた思い出した。
度量の大きさはその頃からあったのだ。
「山椒は小粒でピリリと辛い」と私に言ったS君は小粒どころか、本当は大きな大きな人間だったのだ。

幸せな家庭に恵まれ、優秀な子どもたちにも恵まれ、S君は、幸せな人生を送っている。
「よかったね。S君」
私の心もほかほかと暖かくなった。遠いふるさとが、急に近くに感ぜられた。

山椒の佃煮もことことと音をたてて、素晴らしい香りを家中に放ちながら、いい具合にできあがっていた。

by mimishimizu3 | 2011-06-24 09:12 | エッセイ
2011年 06月 23日
雨に咲く花
雨に打たれて静かに咲いている花といえば、あじさいがまず思い浮かびますが
花菖蒲もまた、しっとりとした雨によく似合う花でしょう。


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by mimishimizu3 | 2011-06-23 08:54 |
2011年 06月 21日
サボテンの花
サボテンは刺があって、人を寄せ付けない雰囲気ですが、花はとても美しく、驚いてしまいます。
そういえば、16日にアップした「月下美人」も、サボテンの一種でした。
今日は、出会った数種類のサボテンの花をアップします。


月下美人の色違いのよう・・・
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様々な形の花があり、とても面白いですね。

でも・・・
「サボテンの花」といえば・・・

この名曲を忘れるわけにはいきません。
財津和夫「サボテンの花」

「ほんの小さな出来事に  愛は傷ついて 君は部屋を飛び出した・・・」

愛が傷つくとき、それは多くの場合、ささいな、本当に小さな出来事であるのかもしれません。
何十年続いた愛だって、相手の何気ない言葉、何気ない動作、何気ない反応に、いっぺんで愛が冷めてしまうことだってあるでしょう。

この歌の中で歌われている「サボテンの花」はとても小さな、鉢に入ったかわいいサボテンだったでしょう。実に効果的に使われていますね。

by mimishimizu3 | 2011-06-21 16:24 |
2011年 06月 18日
窓植物   窓No.93
突然ですが・・・
「窓植物」といわれ、「窓」のある植物がある、ということを、みなさま、ご存知でしたでしょうか。
私は、初めて知りました。

熱帯植物園で見たプレートです。

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そして、その植物とは

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多肉植物の一種です。表面の透明なところが「窓」なのだそうです。

「窓シリーズ」をしていなければ、見過ごしてしまうところでした。
窓シリーズも終わりかかっているとき、おもしろい「窓」に出会いました。

by mimishimizu3 | 2011-06-18 21:06 |
2011年 06月 17日
がま口の思い出   窓No.92
がま口のある窓を見たとき、私の脳裏にAさんの面影が浮かびました。

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今、お財布は、二つ折りの札入れが多く、札入れには、コインも入るところがあるので「がま口」を使っている人は少なくなったような気がするのですが、どうなのでしょうか・・・
私は札入れとは別に、コイン入れとしてがま口を使っています。昔ながらの形も可愛く、使い勝手もとてもいいものです。
今使っているのは、もうかれこれ20年前に甲府に行ったときに記念に買った印伝のがま口です。印伝は使えば使うほど、柔らかく、使い良くなってきます。
この印伝のがま口に、楽しい思い出があるのです。

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昨年の秋、みちのくの旅に出ました。
カメラの先生が発起人となり、ひと足早い東北の秋を見てきたのですが、写真は撮らない人もいて、のどかな楽しい旅でした。
その旅で、私と同じ部屋に割り当てられたのが、カメラには興味のないAさんでした。
同じくらいの年齢だったこともあり、カメラが好きかどうかなどは別として、私たちはすぐに打ち解け、仲良くなりました。
Aさんは女性には珍しいくらい、くだくだしない、はっきりものを言う人で、竹を割ったようなその性格は、私には気持ちいいものでした。

お土産屋さんに入って、買い物をしていた時です。
二人が支払いをしようとお財布を出したとき、二人とも同時に「あらっ!!」と声を上げました。なんと二人とも、全く同じ印伝のがま口だったのです。

私のはもう年季が入ってかなりくたびれているけれど、Aさんのはまだ新しく綺麗でした。でも、古いか新しいかの違いだけで、大きさも,柄も、全く同じなのです。
こんなことってあるのねえ・・・と二人ともびっくりしました。
知り合ったばかりですが、何となく馬が合うと感じていたのもなるほどと思い当たりました。
全く同じものを愛用しているとは、やはりどこかで感性が似ていたのでしょう。
さばさばとしたAさんの声が聞きたくなりました。

by mimishimizu3 | 2011-06-17 11:15 |
2011年 06月 16日
月下美人
以前、福岡市植物園のホームページで、「月下美人鑑賞会」の参加者を募集していました。
何気なく、メールで応募しておいたところ、13日の午前、「月下美人が今夜開花しますから、お越しください」とメールが入っていました。
月下美人は、その日にならなければ、その夜咲くかどうか判断ができないのでしょう。

夜開き、朝には落ちてしまう、一夜限りの儚い花
写真で見る月下美人の気品ある姿は、まさに「月下」の「美人」
開花の瞬間に立ち会えるのは、またとないチャンスです。夜の植物園に出かけました。


20:04:02
まだ、まだ硬いつぼみです。
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20:16:52
ほんのすこし、つぼみが開きかかりました。
まるで、美人がおちょぼ口をしているようです。
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20:44:16
だいぶ口が開いてきました。同時に、なんとも言えない甘い香りが漂ってきました。
うっとりとしてしまうほどの、高貴な香りです。
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21:02:27
半分以上、開いてきました。
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21:18:26
完全に開きました。
夢のような花です。
夜にしか咲かない、その神秘さが、人を魅了するひとつの鍵になっているのかもしれません。
貴重な体験をいたしました。

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by mimishimizu3 | 2011-06-16 09:15 |
2011年 06月 13日
おたくさ
あじさいが梅雨の雨に打たれてしっとりと咲いています。

長崎では、あじさい祭りを、別名「おたくさまつり」と呼んでいます。

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「おたくさ」とは、シーボルトが愛した女性「お滝さん」
お滝さんが愛した花、紫陽花の学名を、ヨーロッパに帰ったシーボルトが「otakusa]としたところから、あじさいが、「おたくさ」と呼ばれるようになったとか・・・

美しい話ですね。
「お滝さん」とはどんな女性だったのでしょう。きっと芯がとおった、でも当たりはやわらかい、楚々としているけれど、とてもしっかりした方だったのでしょう。
そうでなければ、150年前、まだヨーロッパ人を「毛唐人」と呼んでいた日本で、その「毛唐人」を愛することなどできなかったはずです。

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お滝さんは、シーボルトとの間に、娘ができています。
楠本イネ、わが国初の、女性医師です。
この女性も、立派なかただったにちがいありません。

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最後に長崎でであった「おたくさ」
グラバー園には、プッチーニの像がありました。
足元には「おたくさ」がたくさん咲いていました。

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プッチーニさん、白い服で、オシャレですが、汚れていますねえ・・・(笑)
洗って差し上げる事はできないのでしょうかねえ・・・・・

by mimishimizu3 | 2011-06-13 08:35 | 九州