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2006年 10月 21日
秋の花々
今日は、撮り溜めた秋の花をいつくか・・・


フジバカマ
この花は、先日のススキを撮ったとき、ススキの影に隠れるように咲いていました。名前もわからす、きれいな花だなあと思って撮ってきたのですが、後から調べてフジバカマとわかりました。

フジバカマといえば、日本の古い和歌にはたくさん登場します。その頃はフジバカマはどこにでも咲いている一般的な花だったのでしょう。それが今ではあまり見かけなくなりました。
こんなきれいな花を愛したいにしえの日本人の感性に敬意を表したいとおもいました。

また、「源氏物語」の「藤袴」の巻に、この花が詠まれています。
夕霧が、今まできょうだいと思っていた玉蔓が実はそうではなく、従妹でしかないと知って、恋心をいだき、フジバカマを御簾の下から差し入れ次の歌をおくります。

  「おなじ野の露とやつるる藤袴
       哀れはかけよかごとばかりも」
美しい場面ですね。
秋の花々_f0103667_920361.jpg


ホトトギス
庭の隅でひっそりと咲いていました。夕日があたり、塀に影ができていました。
秋の花々_f0103667_9225153.jpg


コスモス
秋の花といえば、やはりコスモスを除くわけにはいきませんね。
秋の花々_f0103667_9251628.jpg


ミゾソバ
ミゾソバは、名前の通り、溝のそばに咲いていることが多いですね。
でもよく見ると、とても可憐でかわいい花です。
秋の花々_f0103667_9271957.jpg


by mimishimizu3 | 2006-10-21 09:28 |


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